タンス 配送 安くする方法について

私は実家を出て一人暮らしを始めてからというもの、九州、関東をまたぎ毎年のように引越しをしていました。
「神出鬼没」というのが私の通り名で、色々と事情があっての引越しではありますが、たった一人でふらふら移動していくのが楽しかったのだと思います。

そして東京都内で2度目の引越しを決めた時のこと、何軒かの不動産、仲介業者を回り、名前も聞いたことのなかったような、町外れの小さな仲介業者の店舗に入りました。
担当の中年の男性は非常に親切な方で、とても丁寧でしたがどこか”お父さん”のような雰囲気がありました。私が我儘を言い続けてここでもない、あそこでもないと決めかねているのに負けじと、そのお父さんも困った顔ひとつせずに「絶対に見つけてやる!」と先導して街を駆け回ってくださいました。
アパート2
そうしてついに決まった古いアパートの一部屋。その方も大いに喜んでくださいました。
そして新居近くの不動産屋で契約書に記入していた時のこと、東日本大震災が発生。
出されていた机の上のお茶がガタガタと揺れ、外からは悲鳴が聞こえてきました。事務所内にあった大画面のテレビいっぱいに、津波の様子が映し出されました。

混乱の中契約をどうにか終え、携帯では誰とも連絡がとれないまま、移動手段もなく、長い道のりを走って私は仲介業者の事務所へ駆け込みました。
あの担当の方はパニックになっている私をガシッと受け止めてくださり、この後のバイト先への連絡、移動の仕方などを手伝ってくださいました。

誰もがパニックになっていました。それでも、新居がどうなっているのかも分からず、新しい地でどうしていけばいいのか不安な私に、
「困ったことがあったらすぐにここに来るんだぞ!」と何度もおっしゃってくださいました。

彼がいなかったら、この言葉をもらえなかったら、あの後の、余震に怯えて過ごす、初めて体験する辛い一人暮らしの日々を乗り越えられなかったでしょう。

もうその家も後に引き払い、また何度も家を変え続けていますが、今でも一番心に残っている引越しです。

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